大学入試の英検優遇制度とは?
英検®️の級やCSEスコアを所有していることで、大学入試を有利に受験できる制度です。大学入試では主に、以下の3つの優遇制度があります。
①出願資格(出願できる条件となる)
②得点換算(取得した資格をもとに入試で点数が加えられる)
③参考(当落線上に複数の受験生がいた場合の判断材料になる)
本記事では、①〜③の優遇制度を採用している大学を級ごとにまとめました。多くの大学が英検®️優遇制度を導入しており、全ての大学を紹介することが難しいため、偏差値60以上の大学に絞ってまとめています。(医学部、獣医学部は除く)
大学入試で英検®︎を使う3つのメリット
大学入試で英検®️優遇制度を利用する場合、以下のメリットがあります。
①英検®️は年に複数回受験できる
一発勝負の大学入試とは異なり、従来型の英検®️は年に3回実施されます。目標の級に合格するまで何度かチャンスがあるので、余裕をもって受験することができます。
②出願の幅が広がる
多くの大学の募集要項では「出願資格」として、英検®️の級やCSEスコアを定めています。級やスコアを取得していないと「出願」というスタートラインにさえ立てない恐れもあります。英検®️の級やスコアを取得しておくことで、出願大学の選択肢が広がります。
③他の教科の勉強に専念できる
入試本番で「得点換算」として英検®️の級やスコアを利用できる優遇制度もあります。英語の試験の点数が保証され余裕ができた分、受験前は英語以外の勉強に専念できます。
換算する得点は大学によって異なります。たとえば明治学院大学の入試の「外国語(英語)」は150点満点で、英検®️2級は120点、準1級以上は140点として換算されます。入試当日も「外国語(英語)」の試験を受け、試験の得点と換算値を比較し、高得点のほうを使うことができます。
出典元:明治学院大学
英検優遇制度の注意点
・大学の募集要項は年によって変更される場合があります。2021年度4月入学の情報をまとめた本記事は、あくまでも参考としてお読みください。
・英検®️の級やスコア自体に有効期限はありませんが、入試で利用する場合は「2年以内の取得」など条件がある場合があります。
・大学の出願期限に間に合うように英検®️を受検しましょう。英検®️の合格証書は二次試験受験後、約1週間で発行されます。大学入試の英検®️優遇制度に間に合わせるためには、遅くても大学受験する年度の第1回検定(二次試験が8月)までに英検®️を受験し、合格証書が手元にある状態にしておきましょう。
・学校推薦型選抜(旧推薦入試)、総合型選抜(旧AO入試)、一般選抜など、入試の種類によって利用できる優遇制度が異なります。必ず自分で大学の公式WEBサイトをチェックし、募集要項を確認してください。
Comments